【共通テスト英語対策ゼミ】「平易な英文なのに点が取れない」を解決する

共通テスト対策は、単に英語長文を速く読むだけでは不十分です。「平易な英文なのに点が取れない」という壁を乗り越えることが、得点アップの鍵を握ります。

1.なぜ生徒は「平易な英文」でも間違えるのか?

この日、授業の導入として扱ったのは、長文問題集からの英文です。テーマは「Coffee Road」。

とても興味深い内容でした。イエメンのモカ港に始まるアラブ世界における分厚いコーヒー文化、それと対をなすヨーロッパ圏(カソリック世界)におけるワイン。そして最後はオランダ商人を通じて日本に流入したコーヒー。そんなことが描かれていました。ちなみに長崎出島のことは fan-shaped island(うちわ形をした島=扇形の島)と表現されていました。語彙のみならず内容的にも少し難しめでしたが、教えている側はとても面白かったです。

その後、本丸である共通テストの過去問(追試)に進んだのですが、生徒の間違いが目立ちました。英文レベル自体は上記の本よりもはるかに容易であるにもかかわらずです。

その原因は、多くの受験生が陥る「間違った解法」にありました。

誤った解法: 「本文に出ている語句」と「選択肢にある語句」が一致しているだけで、それを正解として選んでしまう。

特に顕著だったのが、「意見(Opinion)」と「事実(Fact)」を選別する問題です。英文自体は簡単でも、「筆者の主張」なのか「一般的な事実」なのかを区別する、少しだけ突っ込んだ理解力が問われいます。

英文自体は平易な文章なのですが、本文中と「選択肢内」に類似した表現があるという理由だけで選んでいました。でも、実際にはすべての選択肢の内容は本文中で言及されていますので、その「解法」では解答が見つからないはずです。

とはいえ、一度解いてしまえばそれほど難しい形式の問題でもないにで次回から大丈夫かなと思います。

過去問をやり込むことの意義はこういうところにあります。

2.過去問を徹底的に「やり込む」意義

この対策ゼミはこの「なんとなく読んで、なんとなく選ぶ」という状態から生徒を脱却させることが目的です。

過去問を徹底してやり込む意義は、まさにここにあります。ただ問題を解くだけでなく、その問題形式が「何を問うているのか」を正確に理解し、解法を身につけることが大切です。

  • 問題形式への慣れ:一度解き方を理解すれば、難しくない形式の問題です。次回から確実に得点源にするための指導を行います。
  • 知的好奇心:テーマ性の高い長文(Coffee Roadのような文化的背景を含む英文)を通じて語彙力と背景知識を養い、共通テストで求められる「素早く正確に情報を処理する力」を相乗的に高めます。

3.みよし塾が提供する指導の質

みよし塾は、ただ「問題を解かせる」のではなく、「どうすれば点数が取れるのか」という視点に立ち、過去問を通じた解法指導を徹底します。

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