みよし塾です。
今、手元に豊中第九中学校1年生の素点表があり、英語の平均点を見ています。
1学期中間考査の英語平均点は91.2点でした。
さてさて。
放送問題については割愛しますが、おおむね以下のことが問われいます。
1)アルファベット(大文字・小文字)
2)英和辞典の使い方の理解
3)ヘボン式ローマ字
4)英単語の意味と書き取り
5)語句整序問題
6)自分の名前の紹介 となっています。
案外に間違えが多そうな問題がヘボン式ローマ字の問題。
サンマsamma
北海道Hokkaido
このあたり、間違えそうじゃないですか?
また、数字12twelveや女の子girl
英語を書き慣れていない子供さんには間違えやすい単語です。
そして、文整序問題にあるa new student。
冠詞と形容詞の位置がどっちだっけ?
となりがちですよね。
たとえばとnew a student など。
こういう場合、
理屈ではなく音読を繰り返すすることが一番いいかなと思っています。
身体で覚えるのです。
音読することで、new a studentはないなーと思えるようになります。
このテスト全体を通して言えることは、
難しい問題はなく
勉強した分
きちんと点数に反映される問題だということです。
このようなテストはとても良いと個人的には思っています。
次に1学期期末考査の英語を見てみましょう。
平均点は68.8点です。
前回の中間考査と比べて22.4点下がっています。
ずいぶんと下がりましたね。
なぜでしょうか?
1学期期末考査ではおおむね以下のことが問われています。
1)英単語(20語)
2)英語で数字をこたえる
3)英文の穴埋め問題
4)語句整序問題
5)英作文(命令文の作成)
6)否定文や疑問文への英文の書き換え
7)条件英作文
英単語20問!
暗記を頑張った生徒は点数がきちんととれるようになっています。
今後も英単語の暗記をしなさい!という
英語の先生からのメッセージですね。
さて。
これからが本題です。
1年1学期の英語でやっかいなこと。
be動詞を学習し、その後一般動詞を習っているため、
疑問文や否定文を作る際、
両者がごちゃまぜになりがちです(笑)。
中1英語あるあるです。
さらに、複数形も出てきます(笑)
名詞の処理も同時にしなくてなりません。
たとえばAre you play・・・?
an apples、two pen
などなど。
処理すべき工程が多くなっているため
つい間違えてしまいますね。
あの「ケアレスミス」と言われてしまいがちな、あの間違えです。
おそらく、ここで間違えをした子供さんたちが多くいたと思われます。
これこそが平均点が大きく下がった理由です。
また「ケアレスミス」として認識されがちなので
後々、やっかいなことになります。
夏休みに復習をしてほしいのですが、
部活動優先のため、1年生の夏期講習参加率って低いと思います。
なので、放置されがちです。
ズルズルといきますよ。
中1英語の鬼門ですね。
ここまで読んでいただければわかるかと思いますが、
処理すべき工数が複数になっているためこうした間違えが生じてしまいます。
では、どうすればよいのか?
まず思いつくのが、
頭で理解すること。
一般動詞とbe動詞の使い分け
英語は数える言語であり
複数形という概念がある
などなど。
でも、英語を学びはじめたばかりのお子さんには
大変なハードルだと思いますよ。
自分で書きながら、これは難しいなと思いました(笑)。
苦手意識をもってしまったお子さんにはなおさらでしょうね。
このように
言語の習得って
初学者にとって頭で理解することってとても難しいことなのです。
だからこそ
慣れるまでは
耳で聞いたり
声に出すことで
身体で覚えることの方がいいわけです。
そのため英語はなるべく小学生のうちから学んでおく方が良いと
私は思っています。
目指す目標にもよりますが
中1英語との接続を重視するのであれば、
小学6年生からでも大丈夫です。
少し長くなりました。
中1生の皆さんはこの夏休みに英語の復習をすることをお勧めします。
この復習はとても効果のある復習になるはずですよ。
ちなみに、みよし塾では火曜日の18時から19時20分まで小学5年生と6年生を対象に小学生英語講座を開講しています(2020年1月現在)。
受講料は週1回コースで8,800円(税込み)です。
週2回コースの場合、16,500円(税込み)です。
受講条件はアルファベットを書けることができればOKです。
中学英語との接続を重視していますが、小学生の間はフォニックスや音読、リスニングを重視します。
ご興味のあるご家庭はぜひご連絡ください。
追伸
みよし塾の英語指導では音読を重視していますが、文法は一層重視しています。複雑な英文を読めるようになるためには、語彙力と文法は必須です。