いい子なんだけど宿題を忘れがちなお子さんをみて塾講師が思うこと。

代表のつぶやき

「学力」というのは小さな日々の積み重ねを続けた先にあるものだと思っています。

ですので、みよし塾では宿題はなるべく出すようにしています。

でも、この「小さな日々の積み重ねを続けること」が難しいですよね。

小学生の頃はまだ素直に親の言うことを聞いてくれますが

中学生になるとそうではなくなります。

基本的には言うことを聞かないものだと思っておいた方がいいです(笑)。

これは「自立」の過程なので悪いことではありません。

さて、今日、宿題を「忘れた」生徒がいました。

私が出していた宿題は計算問題4問。

「たった4問?」という感じですよね。

さらに教室で解いた問題と同じ問題^^

宿題を最近忘れがちの生徒でしたので、宿題をやってもらうことが目的だったので質量ともに負担はかけていません。

かつ素直な生徒なので、今度こそはやって来てくれると確信を持っていました。

そして、ふたを開けてみると

宿題をわすれている💦💦

あれ???となりました^^;

この「あれ??」という違和感を言語化しておきたいと思いブログに書くことにしました。

頑張り屋のとてもいい子なのですが、宿題を忘れる。

悪気は全くない。

素直な子。

でも、やるべきことが、できないことがままある。

多分ですけど

本当に忘れてしまっているのだと思います。*「普通に忘れてました!(>_<)」という身も蓋もない返事を聞いて「え??そういうこと??💦💦」と、とりあえずは納得しました。

たとえばこういう子ですと、

テスト前、

随分と進んでいる学校ワークもあれば

一方で全く手を付けていない科目のワークがあったり、

試験範囲に入っているプリントをまるまる塾に持ってくるのを忘れたり、

テスト直前の3連休、つまりテスト勉強をするには絶好のチャンスのはずなのに、なぜか学校ワークを学校に置き勉したり。

勉強を全くしないとかではなく、

いろいろとちぐはぐな感じなんですね。*本人なりに精一杯頑張っているのはとても分かります。

目標に見合った行動ができない。

中1生はまだこんな感じなのかなと思います。

以下は一塾講師による一般論みたいな話になるのですが、

小学生の頃は、素直・真面目、また学力もままあるので勉強での課題が露呈しなかったけど

中学に入るとだんだんとキャパオーバーになり、ある時期からきつくなる。

中2くらいになると、さらに学習内容が難しくなるので試験の結果はじわじわと下落傾向。*でも、こういう子も中3になり心身ともに成長し意識が変わるにつれ成績はぐんと伸びることはよくあります。

これって(=目標に見合った行動ができない)多くの中学生にあてはまると思っています。

定期テストで200点台後半から400前後くらいまでの生徒であれば、濃淡はあれど、こういう傾向あります。

いろいろと心配はあると思うのですが、過度の心配はむしろ良くないと思います。

この時期はそういうものだと思って

できるだけお子さんの成長を楽しみにするくらいがちょうどいいのかなと思います。

お気持ちはとても分かるのですが、テストのたびに結果をみてあれこれと小言を言ってしまうと、勉強をしているフリをしたり、テストの結果についてはまず見せなくなります。

また、このあたりの匙加減は本当に難しいのですが、たとえばお子さんに失敗をさせまいと親御さんが先回りをしすぎることは結果として自立を妨げるのかなと思います。

たとえば受験直前期に入り、成績が思うように伸びず、精神的にしんどい状況に直面した時、それでも踏ん張ろうとするお子さんと、踏ん張ろうにも踏ん張れないお子さんに分かれるのは、どの程度親御さんから自立しているのかということと関係しているように思います。

塾講師として思うことは、身も蓋もありませんが、勉強のことについては決して親が思うようにはならないですし、

親御さんは勉強に関してはなるべく口は出さず、脇で見守るのがちょうど良いのかなと思います。

そしてもちろん、みよし塾はこういうお子さんを親御さんの立場とは違った角度からサポートさせていただきます。

ちょっとした参考になれば幸いです。

*ただ、中3の1学期に提出物を忘れががちになり、結果成績に2がある場合は違ってきます。ここは親御さんも一緒になって提出物の管理をしましょう。塾で三者面談をし、生徒本人にも了承してもらいます。そうしないと希望する私立高校へ行けない場合があります。これは避けたいところです。

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