体育祭や修学旅行、キャンプなど学校行事が原因で疲労が溜まっているため塾を休ませますというご連絡はまあまあ多く受けます。
私としても学校行事が原因なので仕方がないと受け止めてきました。
たとえば体育祭後のクラスの集まりは仕方がないかなと思っています。
勉強も大切ですが、年に一度しかない集まりなので、むしろ行っておいで!と言いたくなります。
でも、修学旅行やキャンプを終え、たとえ疲れていたとしても、塾の開始時間に十分間に合う時間に帰宅しているのであれば塾に来てほしいと思っています。
来てほしいというよりも、その程度で塾を休んでどうするの?というのが本音です。
とはいえ、疲れている中で勉強をしても学習効果があまり望めないのでは?というご意見もあるかなと思います。
寝てしまうとかありそうですよね。
そうすると塾へ行く・行かせるのは無駄?みたいな話になりがちです。
じつは先日、ある保護者様より学校行事を理由に塾を休ませても良いのだろうかというご相談を受けていました。
とてもありがたいご相談でした。
私なりにご相談を一般化すると以下のような内容になります。
学校行事で疲れてしまい、そんな状態で塾で勉強してもあまり身にならないよね。さらに塾には振替という仕組みがあるのだから休んでもいいよね?という子どもの主張をそのまま受けて、塾を休ませてもいいのでしょうか?それとも塾へ行かせるべきでしょうか?そしてもし行かせるのなら、どのような論理で説得すればいいでしょうか?
おおよそこんな風な内容のご相談として受け止めました。
以下は私の返信になります。
こんばんは。
体調不良以外は塾は休まないということを徹底するのが良いです。
ここに(塾を休む休まない)子どもさんには選択権はないとみよし塾は考えます。
「疲れているから塾に行ってもきちんと(効果的に)勉強ができない」という理由を挙げる子が多いですが、疲れていても塾へ行き、ほんのわずかでも机に向かうことに意味があります。
なぜなら学力は日々の積み重ねの先にあるものだからです。
ほんの少しでも過去の自分を超えていくこと。
そしてこれを継続すること。
疲れている時こそ自分が試されていると考えるといいかと思います。
「あーー、今がそういう時かな」と。
疲れている時(あるいは大変なとき、気持ちが落ちこんでいる時などなど)でも必要なことであれば行動できる人間になる。
自分の力で少しでも前進する人間になる。
こんな風に日々思っています。
こんな風に私なら生徒たちに声掛けをします。
疲れているわが子を無理やり塾へ送ることはいい気持ちがしないものかもしれませんが、中学時代を通じ少しでも大人になってもらう必要があると考えれば上記のことは必要なことかと思います。
無理な時は無理ですが、上記のような考えを前提にしつつ、最終的にはお母さまが判断をされるのが良いかと思います。
私がお預かりしている子どもさんたちにはこういう場面に出会った時こそ、踏ん張って欲しいと思っています。
そしてこういう小さな踏ん張りの繰り返しの先にこそ、本物の踏ん張りのきく人間になれるのではないでしょうか。
みんな頑張りましょう。