現在、小学生を絶賛募集中のみよし塾です。
どうぞよろしくお願いいたします!
年明けより、みよし塾では10分休憩時のスマホ使用を、特別な事情のない限り、控えるように生徒たちに伝えています。
結果、休憩時間中の生徒たちの行動が変わりました。
まずは生徒同士のコミュニケーションが増えました。
自分で持ってきた本(主に小説)や漫画を読んだり
あるいは塾においてあるゲーム(立体四目ならべやカードゲーム)をするようになりました。
また以前から塾の本棚には様々な本を置いていましたので
各々それらの本を手に取り読んでくれるようになりました。
そして今日、私が「子どもの頃」に読んだ沢木耕太郎『深夜特急』(新潮文庫)を新たに塾の本棚に追加しました。
沢木耕太郎の『深夜特急』は私にとっては特別な本なのです。
理由は分からないのですが、当時ハードカバーだったこの本を父が私に買い与えてくれたのでした。
ところで、私自身の記憶では「子どもの頃」、おそらく中学生の頃くらいに買い与えてもらったのだろうと漠然と思っていたのですが、今あらためてウィキペディアを見返すと『深夜特急』は1986年5月に出版されていました。
私はすでに高校生だったことになります。
当時は第二巻まで出版され、続編である第三巻を読みたくて仕方がなかった記憶が残っています。
でも待てど暮らせど続編は出ませんでした。
そして、続編が出版されたのが1992年。
私はすでに大学4年になっていました。
このころ、既に私はアメリカへ語学留学し、ついでにメキシコにも行っていました。
そして92年からは私の眼はアジアへ向き始めます。
友人(今は台湾の高雄で日本語学校を経営)からどこかアジアへ旅行へ行こうと誘われたのをきっかけにタイをはじめ東南アジアへと行き始めます。
92年というタイミングで出版された『深夜特急』の最終巻に何かしらの影響を受けていたのかもしれません。
とはいえ、最終巻については、偉そうですが、「これくらいなら自分でも行ける」と思った記憶が残っています(笑)。
アメリカへ行き、メキシコへ行き、そしてタイではなかなか経験のできないような旅をしたという自負があったのでしょう。
さらに、今の若い人には想像しにくいことですが、バブルが崩壊した直後とはいえ、まだまだ円Japanese yenは他国の通貨に対して強かった時代です。
本来であれば大した力のない若者(私)があたかも自分自身に力があるかのように過信・錯覚してもおかしくはありません。
とはいえ、良い経験ができたと思っています。
ですので、きっかけを私に与えてくれた父には感謝しています。*残念ながらもうそのことを父は覚えていないと思いますが。。
人生は何をきっかけに動き出すのか分からないものです。
ひょっとすると、みよし塾の生徒の誰かが教室の片隅においてある『深夜特急』を手に取ることで外の世界に目を向けることがあるかもしれない。
そんなことを思うと、この本を買わずにはいられませんでした。
まだ第一巻だけですが、今日から塾の本棚に置いています。
この本を生徒の誰かが手に取ってくれると嬉しさのあまり声をかけ、あれことつい話をしてしまうかもしれませんが、そこはぐっと我慢して見守ることにしています。
余計な情報(私の話)に左右されるのではなく、自分の五感を信じて突き進むことにこそ意味がある。
転ばぬ先の杖は、必要ありません。
若い時は自分で立ち上がれますから。
追伸
劇中に出てくる重慶マンション。当時は多くの日本の若者が香港の重慶マンションやその周辺の宿にいました。私も香港の空港からバスに乗り、重慶マンションを目指した一人でした。