成績が伸びるまでに要する時間はそれこそまさにひとそれぞれ。
テストや入試に間に合えば幸い。
残念なことに間に合わない場合もあると思います。
また、勉強をしたからと言って思うような成果がでない場合もありますね。
多くの場合、
必死になってやってもなかなか前に進まず、その間にも否応なしに定期テストが実施され
テストのたびに結果にがっかりすることが多いのではと思っています。
もちろん、それをわきで見ているお母さま方もしんどいですね。
上の図はある本から借用したものですが
「実際の進歩」が「期待している進歩」よりも下に位置しています。
「実際の進歩」は横軸(時間)に対して這うように、結果を伴わない緩慢なカーブを描いているのがわかると思います。
この過程のことを筆者は「失望の谷」と表現しています。
この図には以下のような文章が付記されています。
勉強に頑張れるということは
何かしら手ごたえは感じているのだと思います。
われわれ講師も手ごたえを感じながら指導します。
でも、成績としては表れない。
結果が伴わない。
つらいですね。
これが「失望の谷」と言われているときの状態です。
こんな時に、テスト結果をみて点の取れていない科目(苦手科目)について何かしら論評するのだけは決してしない方が良いです
。そのうちテストの結果を全く見せてくれなくなります
むしろテストに向けて頑張っていたことを
(不十分だったかもしれませんが)ご存じだったはずです。
ですので、
驚きを持って
褒めて欲しいなと思います。
いろいろと言いたくなるのかもしれませんが(笑)、
大切なことはわが子がこの「失望の谷」にいるということを理解した上で
わが子が勉強をあきらめずに
後押しするような、そんな言葉があればいいなと思います。
それこそ、お母様にしかできないことだと思っています。